この記事について: 運営者は乙4を受験・取得していません。消防試験研究センターなどの公開情報を調べて整理した内容で、体験談ではありません。試験の手続きや日程は都道府県ごとに異なります。最新の情報は、必ず受験する都道府県の消防試験研究センター支部で確認してください。
消防設備士 乙種第4類(乙4)を受けるとき、最初に知りたいのは「誰でも受けられるのか」「何問出て、何点取れば合格か」「持っている資格で免除はあるか」の3点ではないでしょうか。この記事では、消防試験研究センターの公開資料をもとに、乙4の試験の全体像を整理します。
受験資格:乙種はどなたでも受験できる
消防試験研究センターの案内では、乙種は「どなたでも受験できます」とされています。学歴や実務経験は問われません。よくある質問の項目でも、国籍や年齢の制限はないと案内されています。
甲種には受験資格が必要なので、ここが大きな違いです(詳しくは乙4とはを参照)。
試験の概要(一般の受験者の場合)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験の種類 | 筆記試験と実技試験(同じ試験時間内に行う) |
| 筆記の形式 | マークカード、四肢択一式 |
| 実技の形式 | 写真・イラスト・図面などによる記述式 |
| 問題数 | 筆記30問、実技5問(鑑別等) |
| 試験時間 | 1時間45分(乙種) |
| 試験手数料 | 4,400円(消費税非課税) |
手数料は、令和6年に改定されました(乙種は3,800円から4,400円)。東京の試験案内でも4,400円とされています。
筆記30問の内訳
乙種第4類の筆記は、次の構成です。
| 科目 | 区分 | 問題数 |
|---|---|---|
| 消防関係法令 | 共通 | 6問 |
| 消防関係法令 | 4類(類別) | 4問 |
| 基礎的知識 | 電気 | 5問 |
| 構造・機能及び整備 | 電気 | 9問 |
| 構造・機能及び整備 | 規格 | 6問 |
| 合計 | 30問 |
大きく分けると「法令10問」「基礎的知識5問」「構造・機能及び整備15問」の3科目です。
実技は「鑑別等」が5問です。甲種には製図もありますが、乙種は鑑別等のみとされています。
合格基準
消防試験研究センターの「試験の方法」には、特類以外の試験について、次のように記載されています。
- 筆記: 各科目40%以上、かつ全体で60%以上
- 実技: 60%以上
乙4の問題数に当てはめた計算上の目安は次のとおりです。
| 区分 | 合格に必要な目安 |
|---|---|
| 筆記・全体 | 30問中18問以上 |
| 法令 | 10問中4問以上 |
| 基礎的知識 | 5問中2問以上 |
| 構造・機能及び整備 | 15問中6問以上 |
| 実技 | 5問中3問以上(60%) |
これは問題数から計算した目安です。実技の配点が問題ごとに異なるかどうかは、確認できていません(要確認)。なお、よくある質問には、合格の判定は総解答問題数に対する正解数で行う旨が書かれています。
筆記は、全体が60%を超えていても、どれか1科目が40%を下回ると不合格になる点に注意が必要です。
試験科目の免除
消防設備士、電気工事士、電気主任技術者、技術士などの資格を持っている場合は、申請によって試験科目の一部が免除されます。免除を受けると、試験時間も短くなります。
乙4で関係する主な免除
| 免除の根拠となる資格 | 免除される内容 | 試験時間 |
|---|---|---|
| なし(一般) | なし | 1時間45分 |
| 甲種1〜5類、または乙種1〜3・5・6類の免状 | 法令(共通部分) | 1時間30分 |
| 電気工事士免状 | 基礎的知識、構造・機能及び整備の電気に関する部分、実技の鑑別等の問1 | 1時間00分 |
| 電気主任技術者免状 | 基礎的知識、構造・機能及び整備の電気に関する部分 | 1時間15分 |
| 乙種7類の免状 | 一覧表を参照(内訳は要確認) | 1時間15分 |
| 技術士(電気電子部門)など | 一覧表を参照(内訳は要確認) | 0時間45分 |
試験時間と免除内容は、消防試験研究センターの「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表(乙種)」と、東京試験の案内をもとにしています。複数の資格を持つ場合は、さらに短縮される区分もあります(要確認)。
免除を受けるときの注意点
- 免除は申請制です。受験願書の免除欄に記入し、免状のコピーなどの証明書類を添付します(東京試験の案内)
- 免状が交付される前の資格では、免除を受けられないとよくある質問に書かれています
- 免除を受けた場合の合格基準は、免除科目を除いた各科目40%以上、全体60%以上です(よくある質問)
- 電気工事士の免除を使う場合に限り、乙種4類と乙種7類を同時に受験できます。ただし、同時受験の扱いは支部によって異なる場合があります
電気工事士や電気主任技術者の「免状」の範囲、必要な証明書類は、一覧表の注記で確認してください(要確認)。
試験は都道府県ごとに行われる
消防設備士試験は、都道府県ごとに、各支部が日程・受験地・受付期間を定めて実施します。令和8年度の岡山県の例では、令和8年8月9日に実施され、乙種第4類は午後の試験でした。ただし、これはあくまで一例です。日程は、消防試験研究センターの日程検索(試験実施年月・免状区分・試験種類・都道府県を指定)や、各支部のページで確認します。
手続きの流れは申込方法と受験当日の流れでまとめています。
まとめ
- 乙種は受験資格がなく、手数料は4,400円(非課税)
- 筆記30問(法令10・基礎的知識5・構造機能整備15)と実技5問を、1時間45分で解く
- 合格基準は、筆記が科目ごと40%以上かつ全体60%以上、実技が60%以上
- 電気工事士などの免状があれば科目免除があり、試験時間も短くなる(免除は申請制)
- 日程・手続きは都道府県ごとに異なるため、受験する支部で最新情報を確認する
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