警備員指導教育責任者資格とは?取得方法・合格率・キャリアへの活かし方を解説

「警備員指導教育責任者」は、警備会社が新人・現任の警備員に対して行う指導・教育を担当する国家資格です。「指教責(しきょうせき)」とも呼ばれ、警備業法の改正により、警備会社の営業所ごと・業務区分ごとに専任の配置が法律で義務づけられています。現場の警備員と経営者の間に立ち、指導教育計画の策定・実施や、業務に関する助言を行う重要なポジションです。

4つの業務区分(号区分)

警備業務は法律上4つの区分に分かれており、指導教育責任者資格もこの区分ごとに取得します。

  • 1号業務:事務所や住宅などの施設における盗難等の事故を警戒・防止する業務(施設警備など)
  • 2号業務:人や車両が雑踏する場所、通行に危険のある場所での事故を警戒・防止する業務(雑踏警備・交通誘導警備)
  • 3号業務:運搬中の現金・貴金属等の盗難等を警戒・防止する業務(貴重品運搬警備)
  • 4号業務:人の身体に対する危害を警戒・防止する業務(身辺警備)

このサイトで紹介している雑踏警備業務検定2級・交通誘導警備業務検定2級は、どちらもこの「2号業務」に該当します。2号の指導教育責任者資格は、雑踏警備・交通誘導の両方をカバーする資格として、現場でのキャリアアップに直結します。

受講資格

指導教育責任者講習を受けるには、次のいずれかの条件を満たす必要があります。

  • 過去5年間で、該当する業務区分の警備業務に通算3年以上従事した経験がある
  • 該当する業務区分の警備業務検定1級の合格証明書を保有している
  • 該当する業務区分の警備業務検定2級に合格し、その後1年以上当該業務に従事している
  • 旧検定(改正前の検定制度)の合格者である

つまり、雑踏警備業務検定2級や交通誘導警備業務検定2級に合格して1年以上その業務に従事すれば、指導教育責任者講習を受講できるようになります。検定2級はゴールではなく、指導教育責任者へのステップという位置づけでもあります。

講習内容と費用

新規取得講習は業務区分によって時限数が異なり、2号業務(雑踏警備・交通誘導警備)は38時限・6日間、受講料は38,000円です(1号業務は47時限・7日間・47,000円、3号業務は38時限・6日間・38,000円、4号業務は34時限・5日間・34,000円)。最終日に修了考査が実施され、新規取得講習では40問の筆記試験、80%以上の正解で合格となります。

合格率

修了考査の合格率は7〜9割程度とされ、警備業務検定1級(合格率6割程度)などと比べると取得しやすい資格とされています。ただし、講習日数が長く(2号業務でも6日間)、まとまった時間の確保が必要な点は事前に押さえておきたいポイントです。

キャリアへの活かし方

指導教育責任者は営業所ごとに専任配置が義務づけられているため、資格を持っていること自体が会社にとって欠かせない存在になる要素です。資格手当や役職への登用、将来的な独立・開業の際の要件にもなりうるなど、警備員としてのキャリアの幅を大きく広げてくれる資格です。

「雑踏警備業務検定2級」「交通誘導警備業務検定2級」の対策アプリで基礎を固めたうえで、次のキャリアステップとして指導教育責任者資格を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

資格対策アプリシリーズを見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次