「警備員だけはやめとけ」——ネットで検索すると、こうした言葉を目にすることがあります。実際に働いている(働こうとしている)人からすると穏やかではないフレーズですが、なぜこう言われるのか、実際のところどうなのかを整理してみます。
よく言われる理由1:勤務時間が不規則
警備の現場は24時間稼働が前提のところも多く、日勤・夜勤の交代制やシフト制が中心です。中には8〜10時間以上の長時間拘束や、丸1日勤務(仮眠あり)を週に何度か繰り返す勤務形態もあり、生活リズムが乱れやすいという声はよく聞かれます。
よく言われる理由2:屋外・立ちっぱなしの負担
交通誘導警備は炎天下や氷点下の屋外での勤務になることもあり、施設警備でも巡回業務を含めると立ちっぱなし・歩きっぱなしの時間が長くなりがちです。体力的な負担は、事務職など他業種と比べると大きい部類に入ります。
よく言われる理由3:無資格のままだと収入が伸びにくい
前の記事でも触れた通り、警備員の年収は年齢による差が小さく、資格や役職の有無による差が大きい業界です。裏を返せば「資格を取らずに同じ業務を続けているだけでは収入が上がりにくい」という現実があり、これが「やめとけ」と言われる一因になっています。
よく言われる理由4:人間関係・クレーム対応のストレス
施設利用者からのクレーム対応や、現場での他業種スタッフとの連携など、対人ストレスを感じる場面もあります。特に施設警備では「警備員だから」という理由で理不尽な要求を受けることもゼロではありません。
それでも警備員を選ぶ人がいる理由
一方で、警備業界には「未経験・無資格から始めやすい」「年齢を問わず採用されやすい」「シフトの融通が利きやすい」といったメリットもあります。資格を取得して資格手当・役職手当を積み上げていけば、収入面の不安もある程度解消できますし、実際に施設警備から管制業務・管理職へキャリアアップした例も少なくありません(詳しくは「警備員のキャリアアップ実例」で紹介しています)。
まとめ:向き不向きを見極めることが大事
「やめとけ」という言葉の背景には、不規則な勤務・体力的負担・収入の伸びにくさといった具体的な理由があります。ただしこれらは、勤務先の選び方や資格取得への取り組み方次第である程度コントロールできる部分でもあります。大事なのは、ネガティブな情報も含めて実態を知ったうえで、自分に合っているかどうかを判断することです。
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